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天然砥石で研ぎ体験

昨年、関西方面を旅した時の続きです。

日本の料理人が憧れる天然砥石の研ぎ体験が出来ると知って京都の亀岡市で天然砥石の採掘を

されている砥取家さんにお邪魔しました。

良質な仕上砥石を産出してきた丹波帯中生層の起源は今から2億5000万年前に太平洋赤道

付近の深海に1千年に1ミリと気の遠くなる様な時をかけて降り積もった火山灰や海底

プランクトンの遺骸などの堆積物が地殻変動で変化し、海底プレートの移動によって

京都周辺の地表にまで運ばれてきたとされています。

鎌倉時代から丹波周辺の鉱山では盛んに天然砥石の採掘をしていたそうですが、現在採掘作業

をされているのはこの砥取屋さんだけです。

研ぎ体験当日、ご主人の土橋さんが駅まで迎えに来て下さいました。

車はせまい農道を入って行き景色はすっかりのどかな風景に。
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このあたりは水戸黄門などの時代劇のロケ地として使われるそう。

砥取屋さんのすぐそばには大きな1本杉
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お庭には立派な倉もありました
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到着して天然砥石を見せて頂いていると「もし時間があるなら採掘現場に行ってみませんか?」

と土橋さん。

そんな機会はめったにないので「ぜひお願いします!!」と即答。

今度は軽トラに乗り換えて土橋さんが現在採掘作業をされている山へ。

私が助手席、主人が荷台に乗って出発しました♪

作業している山の入り口
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ここからデコボコの山道を小さな軽トラでぐんぐんと上って行くのはスリル満点。

これ以上車が入れないっていうところまで上がってきて、そこからは先は歩き。
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傾斜がきついところを滑らない様に足元に気をつけながら登り、作業小屋に到着。
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採掘した石はこの滑車で運ぶそうです。
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採掘現場の入り口、ここから中へと入って行きます。
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坑内の作業はほとんど機械類は使わずノミを層に差し込んでハンマーで叩いて層を剥がしていき、

剥がれた岩から砥石にならない部分を叩き落としていくそうで、土橋さんはこの作業をほとんど

一人でされているそうです。
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作業にはダイナマイトを使うみたいだし、落盤の危険もありますよね。
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貴重な作業現場を見せてもらった後、土橋さんおすすめのお蕎麦屋さんで昼食を取り、

再び砥取家さんに戻りました。

ちょうど息子さんが採掘した原石を切って成形するための作業中だったのでこちらも

見学させて頂きました。

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少し天然砥石について知識がついたところで試し研ぎをさせて頂く事に。
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天然砥石は鋼材との相性が難しく鋼材の種類に寄っては研ぎにくい場合もあるそうで、

どちらかと言えば研ぎ慣れたベテラン向き。

砥取家さんの砥石は人造砥石と比べると研ぎ感が滑らかで良い刃がすぐに付き

主人も気に入った様子。

天然砥石は人造に比べて価格が高いので私達のオンラインショップでは取り扱えないけど、

主人が自分用に購入。

砥取家さんの研ぎ体験には料理人、大工さんなど仕事で刃物を使っている人はもちろん、

天然砥石に興味のある人達が国内だけではなく海外からも来るそうです。

メディアからも良く取材され、先日紹介した映画「武士の献立」の製作スタッフが日本刀の

研ぎについて取材に来られたとか。

こちらは「歴史発見 城下町へ行こう!」という番組で紹介されました。



昨年は研ぎ文化を海外に広めようという日本研ぎ文化復興協会を設立され、日々頑張って

いらっしゃる土橋さん。

帰りも車で駅まで送ってくれて、電車が出発するまで笑顔で手を振ってくれました。

お昼に頂いたおそばも美味しかったし、あの山間の景色もまた見たいから今年も

お邪魔しちゃおうかな〜
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Comment

No title
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京都時代に亀岡には友達が住んでたからちょこちょこ行ってたけど
砥石があるのは知らなかった!
こういう風に採掘されてるんですね〜
手に入りやすい砥石よりもきめ細かくて滑らかそう。
2014年02月01日(Sat) 20:48
moguさん
編集
亀岡あたりは自然が豊かでいいところですね!
昔は砥石を採掘する業者がたくさんあったそうなので
丹波周辺の人だったらこの辺りで砥石が採れるって事は
知ってるかもしれないけれど、それ以外で知っているのは
職人さん達くらいで京都在住の方でも天然砥石について
知っている人はあまり多くないかもしれませんね。
まさか採掘現場に連れて行ってもらえるとは思っていなかったので
貴重な体験が出来て良かったです。
天然砥石は粒子が細かくて表面を触ってみてもすべすべしてました。
2014年02月02日(Sun) 00:14
No title
編集
へ〜天然砥石の研ぎ体験!
仕事がらみとはいえ面白そう!
砥石の知識はあまりありませんが、歴史があって奥が深いんですね。
国内からだけではなく海外からも?
こういう文化が世界に広まってくれるのは日本人として嬉しいな。
発掘現場の貴重な体験ができてよかったですね〜
2014年02月02日(Sun) 04:09
No title
編集
こんにちは。またまた、大変興味深く拝見しました。
天然砥石を切り出すのがこんなに大変だとは!。。。
命の危険もあるお仕事ですよね、熱意と信念がなければ出来ませんね。
凄いなぁ。。。

亀岡には、お水取りのために出雲大神宮へと良くお参りしたので
非常に懐かしいです。とはいえ、もちろん、砥石のこと等、
全く知りませんでした。
出雲大神宮から亀岡駅へのバスがあまりなかったりして、
余った時間は酒蔵巡りに使ってしまったりしていました。
何軒があるんですよね。本当にお水がいいみたいで。
保津峡下りの始発でもあるし、色々楽しみに出来るものが
あるんですね!
出雲大神宮は、前だったら、とっても良いところなので
お勧めするのですが、最近、美味しいと有名なお水が枯れているときもあり、
なんとなく変わって来た気がします。残念。
2014年02月04日(Tue) 00:53
No title
編集
天然石の砥石、初めて採掘現場とか加工工程のことを知ったんですが、
石が出来るまでの事とか、やっぱり天然物はいいなあ。
こりゃ確かに、わたしももし料理の仕事してたら、欲しくなる!
ふと思ったんだけど、まな板じゃなくてもやっぱり食に関することだから、
天然のミネラルのままで出来たものが使われるのって、なんだかいいなあ。

2014年02月04日(Tue) 02:11
No title
編集
砥石の採掘現場!!!初めてみました~
採掘現場の入り口や中の様子を丁寧に紹介してくださったので・・・
なんだかすっごくわくわく興奮してしまい・・・
思わず主人を呼んで「みてみて!!」ト・・・一緒に見入ってしまいました~
天然砥石・・・すっごく貴重なものですね~
ぜひぜひプロフェッショナルな方々にこそ使っていただきたいデスネ~
私もさわったり見たりしてみたいデスヨ!!!(何のプロでもありませんガ)
砥石でとがれた包丁やナイフがどんなふうに美しくなるのか・・・
想像するだけでもちょっと楽しいデス♪
職人技のお仕事!ずっと続いてほしいですね~
2014年02月04日(Tue) 12:44
No title
編集
まさに時代劇に出てきそうな美しい日本の景色ですね。
採掘現場は秘境という感じ。
天然の砥石は高価なものなんですね、知らなかった。
砥石がどういうものかと考えたこともなかったです。
2014年02月04日(Tue) 22:23
Queen Sashaさん
編集
人間が道具を使う様になってから、道具を磨くための石は常に
存在していたそうで天然の砥石の歴史は実際は弥生時代までさかのぼる
みたいです。
日本でさえ天然砥石は職人さんかマニアの方向けだと思うのですが、
海外にもマニアはいる様で現在は色んな国から研ぎ体験に訪れるそうですよ。
現在は海外で天然砥石を知ってる人はごくわずかかもしれませんが、
日本食が海外で普及してから、日本製の刃物にも人気が高まったし、
刃物の切れ味を左右する砥石が注目される日もそう遠くないかもしれませんね。
2014年02月05日(Wed) 02:44
Okoshoさん
編集
人造砥石の普及、後継者不足や重労働の割には採算性がないという理由で
他の採掘業者がやめて行く中、現在も採掘を続けていらっしゃるのはやはり
ご主人が天然砥石に愛着を持っていらっしゃるからだと思います。
いつも目がキラキラしてて、大変な作業なのに楽しんでいる様な気さえ
しましたよ。
出雲大神宮で美味しいお水が出ていたとは知りませんでした。
お水が枯れて来てしまったのは残念ですが、次回また亀岡方面に行く事が
あったら出雲大神宮にも寄ってみようと思います♪
2014年02月05日(Wed) 03:04
ミッキー.さん
編集
天然砥石でも人造砥石でもメリット、デメリットはあるそうですが、
食に対する安全性を求めるなら天然砥石の方が安心できますよね。
天然砥石で研いだ包丁だと細胞を壊さずに切れる様になって食べ物の味も
美味しいそうです。
あと人造砥石で研いでいると指に色がついてしまうけど、天然砥石だと指が
汚れないっている利点もあるみたいです。



2014年02月05日(Wed) 03:33
しまりすさん
編集
仕上げ用の天然砥石は京都しか採掘できないし、それも今では
この砥取家さんのところでしか採ってないので大変貴重ですよね。
最近では人造砥石でも製造技術が進んで、天然砥石よりも値段が安く
天然砥石とそう変わらない研ぎ味を出すものが出て来たそうで、プロの方
でもほとんどがそういう砥石を使う人の方が多くなってきたそうですよ。
でも自分の使う道具にこだわる人も多いからまだこの先も天然砥石の需要は
あるでしょうね^^
2014年02月05日(Wed) 04:01
タビーさん
編集
私達もこの辺りの風景にはすっかり魅了されてしまいました。
周辺の家屋もモダンな造りの家は1軒もなくてみんな大きな
武家屋敷みたいなお家ばかり。
また行ってみたいなー
天然砥石を採掘できる鉱山が少なくなっているし、採掘している
業者もいないのでやはり高い値がついていますね。
私もこの商売を初める前まではローラー式の包丁研ぎを使うくらいで
砥石で研ぐなんてした事もありませんでした(汗)
でもこうして現場を見せてもらってとてもいい経験になりました。
2014年02月05日(Wed) 04:16












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